紅ゆずる 今までの私プラス進行形のステージを

[ 2019年12月7日 05:30 ]

退団後はコンサートで本格始動する紅ゆずる
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 10月に退団したばかりの元星組トップスター紅ゆずる(37)が、早くも精力的に活動し始めた。来年2月に大阪、東京でコンサート「紅―ing!!」(2月6~9日=梅田芸術劇場、13~15日=東京国際フォーラム)を開催。6月には東京・新橋演舞場で三宅裕司(68)率いる人気シリーズ「熱海五郎一座」(6月2~30日)にゲスト出演することも決まった。

 紅は「本当はもうちょっとゆっくりしたかったんですが…」と苦笑いしながら「お仕事できるのはとってもありがたいこと。ただ、ファンの方も私が急に女性を演じて〝うわっ〟ってなっても困るので、新たな私を見せるというより、今までの私プラス進行形みたいなステージにしたい」と力を込めた。

 コンサートでは長年、紅ファンを公言していた「ゴールデンボンバー」の歌広場淳(34)がトークゲストとして登場する日もあり、宝塚時代から〝スベりなし〟の「おもしろ話」も期待できそうだ。

 所属事務所は「松竹エンタテインメント」。何と決め手は映画「男はつらいよ」シリーズだったという。「私、寅さん大好きなんですよ。ああいう心に訴えかけるようなお芝居とか、そういう演技ができる役者になっていきたくて、直感で事務所も決めました」と、明かした。

 今後は「絶対、直らない大阪弁を存分に生かして、テレビ番組にも呼んで頂きたい」と、そのトーク力を生かしたバラエティーへの進出も視野に入れている。舞台での絶対的なオーラとアドリブで見せる笑いのセンス…。今後の芸能活動も無限の可能性を秘めている。(土谷美樹)

 ◇紅(くれない)ゆずる 1982年(昭57)8月17日、大阪市生まれの37歳。東大谷高を経て00年、宝塚音楽学校に入学し02年初舞台。星組配属。16年11月、トップスター就任。今年10月13日、退団。身長1メートル73。愛称「さゆみ」。

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